お知らせ

こども食堂もくきちのお知らせ

キーマカレーの素敵な出会い

「えっ、キーマカレーって、そんなに野菜入れて大丈夫なの??」

「ルーはいつもの固形ルーを使っていいの??」

 

 

あらかじめ決めていた9月「もくきち」のメインメニュー。今回は、調理しているスタッフでそんな会話が交わされました。

自分が思っている作り方と、なんだか違う・・・!? キーマカレー、人によってずいぶん認識が違うようです。

具がほとんどひき肉で、野菜はあまり入れないと思っていた人や、専用のルーで作らなくちゃと考えていた人。煮込み料理のように考えていたら、水気の少ない仕上がりに意外な思いをする人。

 

後で調べてみたら、元々はキーマカレーって、インドではとにかくひき肉を使ったカレーという漠然とした料理で、煮込みでもドライカレーでも、いろんなバリエーションがあるようですね。そのため、人によって認識はさまざまなのかも知れません。

 

 

今回も厨房には、近隣の方が大事に育てて「もくきち」に提供してくださった立派な野菜たちが並びました。調理台には乗り切らないので、写真は一部です。

ありがとうございます、いつも大切に使わせていただいております。

 

ひき肉と切った野菜を大鍋に入れ、焦げ付かないように注意深く混ぜながら炒めていくと、ふんわりと素材の香りが立ちのぼってきます。全体が炒まってきたら、じゃがいもをごろごろと投入。じゃがいもも、人によってはキーマカレーには意外な食材のようです。

 

具材が増えるにつれ、だんだんとかき混ぜるのも重くなっていく大鍋。固形のルーを投入すると、炒められた野菜からでた水分に溶け込んでいきました。

ひき肉と野菜たちの素敵な出会い、野菜たっぷりキーマカレーの完成です。

 

 

 

そして、かぼちゃは、ホクホク食感が美味しい「くり太郎」。

煮つけにするのに、Fさんがきちんと面取りまでしてくれています。

 

サイドメニューにも、色とりどりの付け合わせが盛り付けられました。

サラダ、カボチャの煮つけ、大根きんぴら、キャベツ浅漬け。

 

   

 

そして今日のおやつは、プリンアラモード!

プリンの下にコーンフレークを敷き、ホイップをのせて、見栄え良くバナナとポッキーをあしらいました。

 

 

さて、9月のもくきちは、夏休みが明けてから最初の開催。とっても楽しみにしていた子もいたようです。

下校してきたランドセル姿のこどもたちが、久しぶりにコミュニティハウス内をにぎわせてくれました。

 

 

 

ホワイトボードでのお絵かきや、ハウス内でのかくれんぼはもちろん遊びの定番ですが、お天気もよく、公園で元気に遊ぶ姿も。秋空の下、にぎやかな声が響きます。

いずれ遊具が雪で埋め尽くされる前に、目いっぱい遊んでおかなくちゃね。

 

 

 

夕方5時になると、みんなそろって食卓につきました。

普段のカレーと比べると、水分が少なく固めにしあがったキーマカレーですが、やっぱり大人気。

サイドメニューも含めて、お代わりする子もいた一方で、ある野菜がどうしても食べられない子も。そんなときは無理しないでいいからね。

 

サラダにかけるドレッシングがどうしても苦手という子。マヨネーズも苦手とのことで、最後に持ってきたのは、中濃ソース。

「あ、これならいつもの味だから大丈夫!」

そうそう、実は生野菜にソースって合うんだよね。

 

 

 

今回は、めずらしい畑の作物もいただきました。

遊んだことのある人も、いますよね?? ほおずきです。

スタッフの中でも、子供時代に遊んだ思い出のある人、あまりなじみがない人、さまざまです。

 

 

 

こどもたちにとっては見慣れないほおずき。ミニトマトみたいねーという声も。

でも、これは見て楽しむものなんだよ~。あとね、中のタネを丁寧に出して、皮だけの状態にして風船にして遊べるんだよ。

この風船を作るのがまた大変。久しぶりにやりましたよ、実をもんで中の種とワタをほぐし、皮が破れないように中身を出す作業。中身がとれたら、きれいに洗って「ほおずき風船」の出来上がり。これをね、くちびるにあてて、笛にして遊べるはずなんだけど、、、うまくいかない。もっと年配の、人生の先輩方なら、上手にできるんだろうけどね!

 

 

この鮮やかな色を気に入って、枝ごと持って帰る子もいました。オレンジ色が秋の雰囲気にもなじみ、部屋が華やかになるよ。

 

ほおずきを懐かしがるスタッフと、珍しがるこどもたちの、9月の「もくきち」でした。

 

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